2009年の秋にパリで行われたアートプロジェクト。セーヌ河の河岸の壁や橋に、巨大なモノクロームのポートレートが数日のうちに突如現れる。その製作~完成~撤去までを早回しのカメラで追っている映像だ。まさにアートの誕生からその死まで。製作過程は、まるで壁を覆っていくツタのようで生物的。そしてハイライトは、部屋の窓から、対岸から、セーヌ河の遊覧船から(!)と、さまざまな角度で撮影されたシーン。作品を眺める人、横目に見つつ暮らす人、愛しあう恋人・・・彼らパリの住人というキャストを得て、この作品が完成しているのがよくわかる。何より、光の移りかわりによって表情を変えるパリの美しさがため息ものです。。。ブラーボ!
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