ドラムは心臓が刻む音だろ? それで、ベースが頭脳(ブレイン)だ。
このふたつが揃って完璧になる。ハートと思考がひとつの世界を作り出すんだ。 LEE "SCRATCH"PERRY―
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Oct 26, 2012

BAtoMA INTERIOR EXHIBITION

ラフォーレ原宿で開催中の「BAtoMA INTERIOR EXHIBITION」に行ってきた。いつも見ているアンティーク雑貨サイトideotで知って、何気なく寄ってみたら、思った以上の内容の濃さですっかり楽しんでしまった。


場と間とは
「場と間」は、アッシュ・ぺー・フランス(株)場と間事業部が主催する、デザインとアートとプロダクトの合同展示会です。アーティスト、クリエーターが作り出す個性的な作品やアジア、エスニックの商材など様々なものが集います。また店舗什器として中古家具の提案や植物の提案も行い、ビジネス開拓とトータル的なライフスタイルの向上を提案します。インテリア関係者だけでなく、ファッションバイヤー、アートやデザイン関係者をはじめ、一般の方にもご来場いただき、「買える」展示会という新たな試みも取り入れています。
(オフィシャルサイトより)


テーマがマーケットということで、会場内にある4つの通路に露店のようにブースが並んでいる。モダン、ポップ、エスニック、アンティーク……さまざまなテイストが揃い、見ているだけでわくわくしてくる(ま、写真は僕の好きな線ばかりですが)。

長崎・波佐見senの陶器。
奥の白い模様皿に以前ひと目惚れしたが
サンゴのような有機的なモチーフもかわいい。
ideotの井手さんのおじいさんが撮られた
当時かなり貴重だったカラーフィルムの写真たち。
目黒碑文谷・finestaRtのブースで見たフランスの作家の陶器。
溶岩のような肌にぽってりとして鮮やかな釉が素晴らしい。
マーシャルアンプなクッションと
シンセサイザーなシートのソファ
ネットで見たことあったけど実物もやっぱりバカw。
エントランスには、インスタレーションな露店ディスプレイが。


開催は、あさって10月28日(日)まで。週末に原宿に出かけられたらぜひ。




Sep 8, 2012

すべての創造はサンプリングである。


Twitterで知ったあるドラムブレイクをめぐる良質ドキュメンタリー。そのドラムブレイクとは、Amen Break。The Winstonsというバンドの「Amen,Brother」という曲に入っている6秒間のフレーズだ。そこそこレコードを掘っていたつもりだったけれど、僕はこのブレイクの存在を知らなかった。


ヒップホップサイドでは2 Live CrewやMantronixにサンプリングされているが、ひとことで言うと「ジャングルの高速ドラム」ネタ。加工されたビートを聞けば、多くの人がきっと「あのドラムかぁ」と思うはずだ。


内省的なナレーションが導くのは、サンプリング・クリアランスと音楽産業、そして「新たな創造とは何か?」という深淵な世界。必見です。



新たな創造者は、先人の辿ってきた作品の上でものをつくるのである。

Aug 4, 2012

木彫りでトレースされたボディムービン


Twitterで見かけたB-BOYアート。自身もブレイクダンサーだという小畑田丘(TAKU OBATA)が木から削り出すポージングは、極めてフレッシュ。静止しているのに伝わるボディムーブは、ブレイクダンスそのものだと感じる。

ただいま小淵沢の中村キース・ヘリング美術館で個展中とのこと。行きたいけど、遠いなぁ・・・。とりあえずオリジナルグッズから手を出して、追っかけていきたい。


ラジカセ魔の息子


Sampling-Loveさんのブログで知ったアーティスト・fxdul(ミズノツカサ)。レコードジャケットにコラージュしているのは、ミニ四駆のデカール。

デカールフォントや、合体ロボのドラゴンみたいな作品も、かっこいい。



ミニ四駆デカールを使ったアートといえば、relaxで見たカニ山打(ex蟹々脳BASS)の「ステッカーILLチューナー」。勝手にラジカセ魔セカンドジェネレーションに認定。

May 10, 2012

これは大友克洋原画展ではない


いつもチェックしているフランスのサイトfubizで、大友克洋原画展が紹介されてる!と思ったら、別のアーティストの作品でした。壁の裏側まで破壊されているのがインパクト大ッスね。


行きたい!と思いつつ、まだなんです、大友克洋原画展。もうすぐ終わっちゃうもんな。急がなきゃ。金田バイクとか見たいものだらけだし・・・

このズンも見たいし。

Apr 9, 2012

ふたりのMoon River

ひとり目/キッド・コアラ

友人がよく見ちゃうというのにも納得。原曲の良さを壊さずに、ターンテーブル表現を加えたジェントルな演奏。ヘプバーンの歌が終わったあとのインストからが特にいい。

ふたり目/八木良太
去年の横浜トリエンナーレで知った作家で、すぐファンになり、DVDを買った。そのDVDに収録された作品、「Vinyl」。レコードを製氷器で作り、再生。氷が溶けるうちに交じるノイズや音飛びによって、時間や実体というものを聴覚から感じられる。動画を探したのだけれどMoon Riverのは見つからなかった。





そんなふたりのMoon River。ってことで、かっちょよく終わればいいんだけど蛇足。




カラオケな映像がクリスタルだわ。

Jan 16, 2012

東京の仕事場


フィナムで連載されていた平野太呂さんの『仕事部屋』が一冊に。本屋で手にとってページを開いた途端、その世界に吸い込まれた。「部屋選ではなく、人選を大切にしています」という言葉の通り、仕事部屋の写真に見入るにつれ、この部屋は誰のものだろう?と、人への興味が強くなる。空間全体から、細部のモノひとつひとつから発せられる「何か」が、その人の輪郭を描き出し、同時に塗りつぶしていくようだ。WTAPS西山徹さんのページには「脳内エクステリア」という見出し(平野さんの文章がまたいいんだ)がついている。このコピーは、写真集全体を表すものでもあると思った。








Jan 10, 2012

ブルガリアのチューバッカ〜Kukeri〜

from Tumblr

Ginzaを見ていたら、めっちゃ気になる記事を見つけた。それは「クケリ」というブルガリアの祭りを取材したページ。見ての通り、チューバッカみたいな、ふさふさモコモコの仮装をして悪霊払いを祈願する伝統行事だそうだ。このウーキー族っぽさがたまらなくて、ググりまくると、その記事の写真などを担当したイラストレーターさん電子書籍写真集をリリースしていることをしり、もう勢いで購入! かわいいすなー。

上記photo:from http://okimi.heteml.jp/okimiblog/

*ページ数の少ない無料版もあり。

ビジュアルブックの世界で有名なアレキサンダー・ジラードの民芸コレクションとかを思い出した。チューバッカの人形みたいなお土産がブルガリアに並んでたりしたら、たまらないなー、なんて想像するけれど、どうなんでしょう? このサイトを見るかぎりは微妙かもだけどw。

Dec 9, 2011

NOT GRAFFITI, BUT SEXY


Flipboard(iPhoneアプリも登場!)がTumblrに対応ということで、寝かせていたiPadをアップデートした。あの雑誌のようなレイアウトでページをめくりながらリブログするのはやっぱ快適。気がつけば、対応コンテンツもかなり増えている。チェックしていたら、Sports Illustrated SwimsuitのRSSを発見! Sports Illustratedの水着特集というと、『いけないルナ先生』、海外版『PLAYBOY』と並ぶマイ3大リビドーメディアのひとつ。当時、Number誌がSports Illustratedと提携していて、そこでたまたま見た水着特集に衝撃を受けた。美しすぎる。。。チーン。

多分、今でも家を探せば出てくる阪急・山田久志投手が表紙のNumberで見たその写真のひとつ(上)が、ちょうどTumblrに流れてきてリブログしたところだったので、もう神さまに「久しぶりに見てよ〜」と言われてる気分。ずっぽしはまって、iPadをめくっていた。
と、このブログで最近になってなぜかアクセス急増の「女体グラフィティネタ」を見つけたのでご紹介。





こんな感じで、GRAFFITIっていうよりBODY PAINTINGだけど、なんたってキャンバスの質が違う。こんな美女たちに、最先端のライターがプシューッとするのをぜひ見てみたい!米原康正さんとかやりそうだけどな〜。……とぐぐってみると、すでに2009年にやってる!










いや〜、バカ×エロって本当にいいもんですね〜。

Mar 21, 2011

未来からの旋律。

3月21日(祝)春分 雨
あの日から10日。


ヤン富田「A.S.L. SPACE AGENCY」をやっと手に取る。予約先行販売で購入したものの、バタバタしていてきちんと時間をとることができずにいた。

ここ数年、多くのライブを行っているヤンさん。この本は、そのきっかけとなった大阪noonでのライブを一冊に封じ込めることを試みている。この伝説的ライブのオファーが来るまで、チケット争奪戦からの大逆転などの関係者証言のほか、グレート・ザ・歌舞伎町によるライブポートレート、当日のブックラー200eとサージ・モジュラーのシステム構成など。そして、何より当日の音源(CD×2)が脳内再生を補完してくれる。さらには、A.S.L.の貴重な調査資料と調査記録、発売音源のカバーのアザーデザイン……と見どころは数えきれない。



ヤンさんはソロデビュー時に「アストロ2050システムズ」というヴィジョンを打ち出して、作品をすべて2050年の視点から「先行発売」しているそうだ。なるほど、ヤンさんの作品は一向に古くならないどころか、いつ聞いても「未来」を感じる。基本的に同じ旋律の曲だけが集められたアルバム「Variations」を聞くと、リリース年に関わらず、すべてが同列に感じるほどだ。


アートから未来を感じること。


僕が心から欲していたこと。


今、僕はヤン富田の作品を聴こうと思う。





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末文となりましたが、東北地方太平洋沖地震で被災された皆様にお見舞いを申し上げます。一日も早く復旧されますよう心よりお祈り申し上げます。
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