ただ予定がはっきりしなかったので、
そして、いよいよライブ開始。
世界でも何台しかないという、光や湿度などに反応して音を出す貴重なシンセサイザーを使った演奏や、グランドマスターフラッシュにも付けた脳波を電気信号に変える「バイオフィードバック」、キャロライン・ノバクこと大野由美子さんとの『Love Songs』や『だいじょうぶ』・・・と、最高の時間を過ごせた。そして、何より印象的だったのは、
ヤンさんのトークも変わらず良かった。そのなかで「僕は"意識の拡大"をテーマに音楽をやっている」的な発言があった。無論、ドラッグ推進という意味ではない。ふだん無意識に考え、守ろうとしている「枠組み」から離れて、「あっ、こんなのもアリぢゃん!」と楽に考えられるようになったらいいな。そんな趣旨で発言されていた。
今回のコンサートで、僕はまさに"意識の拡大"した気がする。ここ数年、味わったことのない、ゆるやかでやさしい刺激。最高の場所で、最高の音楽にひたって、自分を縛りつけている殻がふわっと拡大したような。居場所が広がったような。そんな体験ができた。
美しい音楽が僕らの世界を広げてくれる。そう確信して、原美術館を後にした。
P.S.
原美術館は、このエビスのCMみたいに美しい場所。さらに日が少しずつ落ち、まぶしい芝の緑に代わって、夜の青さとステージの照明が浮かび上がる光景を思い浮かべてください。。。
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