MSPC書記局がだした『フォトランゲージ・フィリピネス』という写真集を見たことがある。写真集といっても芸術的・報道的なものではなく、「自分」「関係」「生をたたえる」という三部に分類された数百枚の写真が、バラバラにホルダーにおさめられている。九人から十二人の人びとがあつまって、これらの写真を床にばらまく。そしてそれぞれが自分の気持にひっかかった写真をえらびだし、なぜそれをえらんだのかを話しあいながら、たがいの「沈黙の言語」を意識化していく。そのための道具がこの写真集なのである。
(via.『小さなメディアの必要』津野海太郎)
写真をきっかけにしたディスカッション。面白いーなと思った。と同時に、これってtumblr(*1)で毎日リブログ(*2)してるときの感覚に似ていると思った。
dashboardに集まるネタをチェックするとき、自分の触手が動くものばかりぢゃなく、相互フォローしてるあの人にこれ好きでしょ?という意味でリブログしたりする。それでまんまとその人がリブログしたら、ニンマリしてしまう。そしてその人から自分好みの投稿が来て、いただきます!となったり。
この無言のコミュニケーションが、ときにすごく濃密な対話に感じる。これはtumblrを見たくなる=タンブリたくなる大きな理由だ。
さて、みんな、どんなネタ入荷した?
俺はこんなん見つけたよ。
*1
tumblrはある種のブログサービス。ある種としたのは、いわゆるブログのように自分で日記や記事を書くというよりも、ネットで見つけた好きな写真や動画、文章などを保存していくためのサイトだから。簡単な操作で自分の好きなものだらけのスクラップブックが作れる、といえばわかりやすいか。
*2
リブログとは、人の投稿を自分のtumblrにそのまま投稿すること。保存、クリップするようなもの。サイトは自分の好きなものだけが表示されているけれど、その裏にdashboardというバックヤードがある。そこは、ツイッターのようにフォローしている人の投稿が一覧になっている。このdashboardという管理機能によって、好みのコンテンツが次々、集まってくるのがtumblrの魅力。
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