鹿児島で芋焼酎を頼めば、「さつま白波」ではなく、「島美人」か「小鶴」が出てくるイメージがある。その「小鶴」を作っている小正醸造は、カミさん方の田舎の近くなので、ひいきにしている。都内でも見かけることがすっかり多くなった「さつま小鶴 黒」を見ると、外者ながら「おらがまちの酒」と胸を張りたくなるくらいだ。黒麹で作られるた焼酎はコク深く、今や芋焼酎のスタンダードといっていいほど。そしてもちろん、芋焼酎らしい味わいをもたらす白麹があるが、もうひとつ「麹」に色があるのをご存知だろうか?
それが「黄麹」。この麹で仕込まれた芋焼酎は、甘みが引き立てられ、飲みやすくおいしい。鹿児島に行ったら、必ず一升の紙パックを買ってくるお酒だ。その蓄えも尽きて久しいが、今日、出先の酒屋で初めて見る「小鶴黄麹」を見つけた。
季節限定のこの秋に仕込んだ新酒。その名も、黄ヌーヴォー。水道水で割って、常温で呑んでるけど、やっぱりうまい。新酒らしさを語れるほど、味も表現もなっちゃいないが、それは酔いのせいにさせてもらおう。
検索してみたら、小正醸造でネット注文もできるようだ。気になる方はぜひ。
http://www.komasa.co.jp/shohin/nouveau2010.html
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