ファーストジローレヴュー

ここ1年くらいで、ラーメン二郎にはまった。本店のお膝元で育ちながら、若いときはまったくその良さがわからなかった。むしろ、その盛りに涙目になり、スープにどれだけ多くの具を残すかばかり考えて食べていて、拷問のように感じていた。なのに、まさか35超えてから好きになるなんて。
本店と目黒は、食べたのが昔すぎて味の記憶があまりない。高田馬場、神保町、池袋、飯田橋大勝軒のインスパイア二郎なんかを食べてきて、やっと各店の特徴がわかってきたので、コールメモとして書いておく。

ラーメン二郎上野毛店

今回の注文／小らーめんニンニク抜き野菜

麺は二郎としては、やや細め。茹でる前の麺の色がグレーがかっていて、小麦粉感が少し薄い。でも、つるつるとした食感がいい。手打ちパスタとして、トマトソースと合わせてもおいしそう、というのは言いすぎか。スープは、アブラが少なくて乳化していないし、野菜には、キャベツもそれなりに入っていて、シャキシャキ。ぶたは、赤身チャーシューらしい、決して硬くはないけれど、しっかりしたかみごたえで好み。
まとめれば、仕事が行き届いている上品な一品だと思った。食後の血圧が上がる感覚も、のどの渇きもそれほどないし。
個人的には、もうひと声、がっつりさせたいので、これからは次のような注文にしようと思う。

小らーめん麺硬めニンニク抜き野菜アブラ

ごちそうさまでした。